更新日:2025.07.30
うつ病でも仕事はできる?判断の目安と経済支援を社労士が解説

「朝、目が覚めても体が動かない」
「会社に行くことを考えると胸が締め付けられる」
「このまま仕事を続けて、もっと悪くなったらどうしよう…」
うつ病と診断され、またはその疑いを感じながら、今の仕事を続けるべきか、それとも休むべきか、出口の見えない悩みを抱えていませんか?
うつ病の症状は多岐にわたり、時に仕事を続けることを困難にし、休職や退職を余儀なくされることもあります。
その際、多くの人が直面するのが、収入が途絶えることへの経済的な不安です。
うつ病で一時的に仕事ができない状況でも、国や社会があなたを支えるためのさまざまな経済支援制度があります。
これらを知ることで、経済的な心配を少しでも減らし、安心して療養に専念できるはずです。
この記事では、これまで数多くのうつ病で悩む方々をサポートしてきた社労士が、うつ病と仕事の向き合い方、そして「もしもの時」に利用できる経済的支援について、具体的な判断基準と制度の活用法をわかりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。
目次
うつ病でも仕事は続けられる?判断の目安は?
結論からお伝えすると、うつ病がある人でも病状や周囲のサポートによって、仕事を続けることができます。
うつ病を患いながらも、今の仕事を続けるべきか、いったん休むべきか―この判断はとても難しいものです。
ここでは、仕事を続けられるかどうかを見極めるための目安について解説します。
判断のポイントは「体調」「医師の意見」「職場環境」の3つ
うつ病で仕事を継続できるのかを判断するときは、以下の3つのポイントを踏まえて総合的に判断しましょう。
- 現在の体調や日常生活への影響
- 医師の判断・診断内容
- 職場の理解と働き方の柔軟性
それぞれ見ていきましょう。
(1)現在の体調・日常生活への支障
うつ病を抱えながら仕事を続けるかを判断する基準の1つ目は、「ご自身の体調と日常生活への影響」です。
もし、以下のようなうつ病の症状が長く続き、日常生活や社会生活に支障が出ているのであれば、無理に仕事を続けると症状を悪化させる可能性があります。
- 朝、起きるのがつらく、会社に向かうのが億劫
- 集中力が続かず、いつもならしないようなミスが増える
- 簡単な判断に時間がかかる
- 慢性的な疲労感が抜けない
- 食欲がわかない、または食べても味がしない
- 夜中に何度も目が覚める、または眠れない
あなたの心身がSOSを出しているサインを見逃さず、客観的にご自身の状態を把握することが、この先も仕事と「うつ病」と向き合っていくためにとても重要です。
(2)医師の判断・診断内容
うつ病と向き合いながら仕事を続けるかどうかを判断する上で、医師の専門的な意見は不可欠です。
主治医はあなたの心身の状態を客観的に評価し、現在の「うつ病」の症状がどれくらい仕事に影響を与えているかを判断してくれる、最も信頼できる存在です。
医師の判断を尊重し、必要な休養や治療を優先することが、結果的に「うつ病」の回復を早め、将来的な仕事への復帰をスムーズにする鍵となります。
(3)職場の理解と働き方の柔軟性
うつ病を抱えながら仕事を続ける上で、職場の理解と柔軟な働き方ができる環境があるかどうかも重要な判断基準となります。
あなたの職場は、うつ病に対する理解があり、働き方について柔軟な対応をしてくれるでしょうか。
例えば、以下のような配慮が期待できるかを確認してみましょう。
- 勤務時間の短縮や残業の免除が可能か
- 現在の業務内容が負担になっている場合、業務量の調整や責任の軽い仕事への変更が可能か
- 上司や同僚があなたの状況を理解し、精神的なサポートをしてくれるか
こうした配慮が十分に得られる環境であれば、治療を続けながら仕事を継続するという選択肢が見えてきます。
しかし、残念ながら職場のサポートが期待できない場合、無理をして仕事を続けることは、症状を悪化させ、回復を遠ざける結果になるでしょう。
うつ病で仕事を続けるメリット・デメリットは?
うつ病を抱えながらも仕事を続けるという選択は、良い点と難しい点の両方を含んでいます。
「うつ病」と診断されても、すぐに仕事を辞めるべきなのか、それとも続けるべきなのか、多くの方が悩むことでしょう。
この決断は、あなたの今後の回復や生活に大きく影響するため、慎重に考える必要があります。
ここでは、「うつ病」を抱えながら仕事を続けることのメリットとデメリットを具体的にご紹介します。
ご自身の現在の状況と照らし合わせながら、どちらの道があなたにとって最善なのかをじっくり考えてみてください。
うつ病を抱えながら仕事を続けるメリット
うつ病を抱えながらも仕事を続けることで、生活に良い影響が生まれることがあります。
「うつ病」の治療中は休養が大切ですが、仕事を続けることがプラスに作用するケースも少なくありません。
まず、毎日決まった時間に仕事へ行くことで、生活リズムが保たれやすくなります。
規則正しい生活は、乱れがちな心身の調子を整え、回復を後押しする重要な要素です。
また、職場での人間関係が良好であれば、社会とのつながりが維持され、孤立感をやわらげる効果も期待できます。
これにより、気持ちが安定しやすくなることもあります。
さらに、収入が途絶えないことは、経済的な不安を軽減し、精神的な余裕を生み出す大きなポイントです。
そして、キャリアが途絶える心配がないため、病状が回復した後のキャリア形成への不安を和らげることができます。
うつ病を抱えながら仕事を続けるデメリット
うつ病を抱えながら仕事を続けることは、心身に大きな負担をかけ、症状を悪化させるリスクを伴います。
うつ病の状態で仕事を続けることは、決して楽なことではありません。
無理を重ねることで、かえって体調が悪化し、長期的な休養が必要になる可能性があります。
気力だけで乗り切ろうとしても、心身への負担は蓄積し、やがて限界を迎えてしまうことも珍しくありません。
また、うつ病による集中力や判断力の低下は、仕事でのミスを増やし、それが自信喪失や自己肯定感の低下につながることもあります。
職場の評価が下がってしまうのではないかという不安も、精神的な追い打ちとなるでしょう。
さらに、休職や退職のタイミングを逃し、症状が深刻化するまで我慢し続けてしまうケースも見受けられます。
加えて、無理に仕事を続けることは、家族や周囲に大きな心配と精神的な負担をかけることになります。
家族があなたのことを案じ、ストレスを感じることで、家庭内の雰囲気や人間関係に悪影響が及ぶ可能性も考慮しなければなりません。
これらのデメリットを理解した上で、「うつ病」と仕事のバランスを慎重に考えることが大切です。
うつ病で仕事を続けるメリットとデメリット【比較表】
うつ病で仕事を続けるメリット・デメリットを比較表で確認しましょう。
うつ病で仕事を継続するメリット | うつ病で仕事を継続するデメリット |
---|---|
生活リズムが保たれる | 体調が悪化するリスクがある |
人や社会とのつながりが保たれる | 人間関係のストレスが増大する |
孤立感がやわらぎ、気持ちが安定する場合がある | 業務のミスや評価の低下で自信を失ってしまうことがある |
収入が維持でき、心の余裕につながる | 病状が悪化し、長期療養が必要になる |
働き続けることで、これまで築いたキャリアを維持できる | 無理をすると家族の精神的負担が増え、家庭に悪影響を与えることもある |
自分にとって「一番大切なことは何か」をしっかりと見据えることが、後悔のない判断につながります。
よく考える時間を持ち、衝動的に判断することは避けましょう。
どちらを選んでも「自分を責めないこと」が大切
うつ病を抱え、仕事を続けるか休むか、どのような選択をしても、決して自分を責めないでください。
「うつ病」という状況で仕事を続けるのかを判断するのは、とても重い決断です。
しかし、どちらの道を選んだとしても、それは「良い」「悪い」ではありません。
あなたの心身を守り、回復へ向かうための大切な選択なのです。
無理をして仕事を続け、症状が悪化しては意味がありませんし、休む選択が間違っているわけでもありません。
一人で抱え込まず、医師やカウンセラーなど、信頼できる周囲の人に相談しましょう。
どのような選択をしても「自分を責めない」という心構えこそが、うつ病からの回復、そして今後の安心のために最も大切です。
うつ病のある人が仕事をする際に心がけるポイント
うつ病を抱えて仕事を続ける際には、以下の5つを心がけましょう。
それぞれ順番に解説します。
生活のリズムを整えよう
うつ病に限ったことではありませんが、人間は生活のリズムを整えると、メンタルが安定して心身の不調が軽くなります。
特に、うつ病のある人は不眠の悩みを持つことが多く、良質な睡眠を得ることが難しくなりがちです。
睡眠を改善するには、毎朝同じ時間に起床して朝日を浴びることが効果的です。
決まった時間に起床することを続けると、次第に体内時計が整って正しく働くようになり、生活のリズムが整いやすくなります。
また、趣味に没頭したり、友人と会うなど、生活にメリハリをつけるように意識するのもおすすめです。
無理のない範囲で、バランスの取れた食事や適度な運動も取り入れながら生活のリズムを整えていきましょう。
無理のない生活を送ろう
うつ病はストレスを過剰に受けると症状が重くなるので、無理のないスケジュールで過ごすことも大切です。
例えば、残業が多かったり、睡眠時間が短かったりするとストレスがかかり、心身の不調を招くことがあります。
今後も長く仕事を続けていくためには、調子が悪いときは思い切って休む勇気を持つことも必要です。
どうしても仕事が休めないときには、勤務時間を短くしたり、仕事中は休憩時間を意識的に設けたりするなどの工夫をして、心と体を労わる時間を持ちましょう。
うつ病の症状には波があることを知ろう
うつ病は気分の浮き沈みなどの症状に波がある病気であることを知り、根気よく治療を続けましょう。
うつ病のある人は、朝起きるときに症状が辛いことが多く、午後になるにつれて少しづつ楽になる傾向が見られます。
また、季節の変わり目に心身の不調を訴える人も多く、特に秋から冬に向かうにつれて、気分の落ち込みや不安感を感じることも少なくありません。
抑うつ状態がひどくなると、「最近は元気だったのに、また調子が悪くなってきた」と落ち込み、「もう治らないかもしれない」「仕事を続ける自信がなくなってきた…」と思うこともあるでしょう。
しかし、「うつ病は症状に波がある病気」であることを知れば、過度に心配することなく、心身が回復するまで休養しようという気持ちも生まれます。
うつ病で心身の不調が辛いときは、あまり焦らずゆっくり自分を癒す時間を持ちましょう。
治療に時間がかかっても焦らない
うつ病のある人が仕事を続ける場合は、焦らず時間をかけて治療することが大事です。
うつ病は、治療を開始してもすぐに回復することはなく、良くなったり、悪くなったりをくり返して少しづつ軽快していきます。
うつ病の症状が重いときには、仕事が捗らなかったり、体調を崩して会社を休んだりすることがあり、「思ったように回復しない」と心配になることもあるでしょう。
なかなか進展しない自分自身の病状を見て、悲観的になったり、早くうつ病を克服したいと焦ることもあるかもしれません。
こんなときは自分自身にプレッシャーをかけるよりも、「治療には時間がかかるものだから、ゆっくりに治していこう」と大らかに構えることが、うつ病回復への近道です。
「うつ病とは長い付き合いになるものだ」と受け入れて、あまり焦ったり、心配したりせずに過ごしましょう。
一人で悩まず、周囲のサポートを受けよう
うつ病や仕事の悩みや不安などは一人で抱え込まず、周囲の理解を得たり、サポートを受けたりすると仕事を続けやすくなります。
うつ病のある人は孤独になりやすい傾向にありますが、仕事の不安やプライベートの悩みなどを誰かに話せるとストレスが軽減できます。
職場にうつ病や仕事の相談ができる人がいれば、心強い味方となるでしょう。
もし周囲に相談できる人がいない場合は、主治医に相談したり、カウンセリングを受けたりすることもおすすめです。
うつ病で働けなくなったら…|経済的不安を和らげる方法
うつ病で休職や退職をすることになったら、一番心配になるのは収入が減ることでしょう。
「治療費や生活費でいきなり困るのでは…」と不安になりますね。
実は、休職や退職しても国の制度を利用し、経済的な不安を軽くできます。
経済的な不安を軽減できる制度を3つご紹介します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
傷病手当金を請求する
うつ病で休職する場合、「傷病手当金」を受給し、治療に専念することができます
「傷病手当金」は健康保険が運営する制度で、業務外の病気やけがで仕事を休み、その間の給与が十分に受けられないときに請求できます。
傷病手当金の概要を下表にまとめます。
支給額 | おおよそ給与の3分の2に相当する金額 |
支給開始の時期 | 連続して休んだ3日間を含み、4日目から支給 |
支給される期間 | 支給開始日から通算して1年6か月 |
上記の「通算して」とは、途切れていても全部合わせることを意味しています。
例えば、うつ病で休職して仕事に復帰したけれど、再発したために再度休職する場合は「1年6か月」のカウントに出勤した期間を含めず、2回目の休職期間に残りの期間の傷病手当金を受け取るということです。

なお、仕事を休む期間に会社から給与の支払いがあっても傷病手当金の支給金額よりも少ない場合は、その差額分の受給が可能です。
参考:傷病手当金|協会けんぽ
退職する場合でも傷病手当金はもらえる?
うつ病で仕事を辞めた後でも、特定の条件を満たせば傷病手当金を引き続き受給できます。
退職後も傷病手当金の支給を受けるためには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- 在職中にすでに傷病手当金の支給が開始されていること
- 退職日時点で、協会けんぽや加入していた健康保険組合に継続して1年以上加入していること
- 退職日も、うつ病により業務に従事できない状態であること(出勤していないこと)
- 傷病手当金の受給対象となっていたうつ病で、引き続き労務不能な状態が続いていること
これらの条件に合致すれば、退職後も仕事ができない期間、(在職中の支給期間を含め、支給開始日から通算して最長1年6ヶ月間まで)傷病手当金を受け取ることが可能です。
参考:退職後も傷病手当金の支給を受けるためには条件があります|協会けんぽ
参考:傷病手当金|協会けんぽ
障害者手帳を取得する
障害者手帳が交付されると、医療費の助成などのさまざまな福祉サービスが受けられます。
障害者手帳は、「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の3つの手帳を合わせた呼び方で、うつ病のある人は、「精神障害者保健福祉手帳」を申請できます。
精神障害者保健福祉手帳の有効期限は、「交付日から2年が経過する日の属する月の末日まで」と定められていて、2年ごとに更新の手続きが必要です。
次章では、障害者手帳で受けられる主なサービスを紹介していきます。
【公共料金の割引】
障害者手帳を取得すると、以下のような割引が受けられます。
- 鉄道・バス・飛行機などの公共交通機関
- タクシーや高速道路の利用料
- 美術館や博物館、水族館や動物園
- NHKの受信料
- 携帯電話の基本料金
- USJや、東京ディズニーリゾートなどのテーマパークの入園料 など
なお、時代の流れに合わせて、障害者手帳アプリを導入する自治体も増えています。
アプリを利用すると、バリアフリー情報を検索したり、一人ひとりに合わせた情報が配信されるなどのサービスが受けられ、障害者手帳がさらに使いやすくなるでしょう。
参考:障害者手帳アプリ 「ミライロID」による公共施設使用料等の免除について|船橋市
【税金の優遇】
障害者手帳を受けると、所得控除(27万円)が受けられるため、所得税や住民税が軽減されるほか、相続税も軽くなります。
障害のある人に向けた税金の優遇は、国税庁のホームページ障害者と税で詳細をご確認ください。
参考:障害者控除|国税庁
【医療費の助成】
障害者手帳を持つ重度障害のある人は、医療費の助成が受けられ、医療機関を受診する際に「受給券」を提示すると、一部負担金のみで受診できます。
また、精神疾患のある人が「自立支援医療」を利用すると、通院して受けた医療費の一部を公費で負担してもらえます。
こうした医療費の助成を受ければ、うつ病での通院にかかる医療費の心配を軽くしながら、治療が続けられるでしょう。
なお、医療費の助成内容や対象者の詳細は、お住まいの市区町村の役所へご確認ください。
障害者手帳については、障害年金と障害者手帳の違いとは?生活を支える制度をわかりやすく解説で、さらに詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
参考:障害のある人のための医療費助成について知りたいのですが。|千葉市
障害年金を申請する
うつ病で休職している場合は、障害年金が受給できる可能性があります。
障害年金は、現役世代の人が病気やけがで障害があり、仕事や日常生活に制限を受ける場合に請求できる制度で、認定されると年金として現金が支給されます。
「障害年金」というと身体に障害があるときを思い浮かべることが多いですが、うつ病や発達障害などの精神疾患も支給の対象です。
うつ病からくる症状で障害等級にあてはまるなどの条件を満たすと、障害年金を受け取れます。
また、あまり知られていませんが、障害年金は働いていても受給条件を満たせば、支給される制度です。
障害年金は、休職中のみならず復職後も経済的な不安を和らげる制度であるといえるでしょう。
障害年金の制度については、障害年金とは?何歳から請求できる?社労士がわかりやすく解説で詳しくご紹介しています。
また、うつ病で休職する際の過ごし方や障害年金の受給の詳細は、【うつ病で休職を考える方へ】手当や給料はどうなる?過ごし方は?障害年金もご紹介でわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考:障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額|日本年金機構
参考:障害厚生年金の受給要件・請求時期・年金額|日本年金機構
障害年金で困ったら社労士へ相談を
ご自身や家族だけで障害年金の申請が難しいときは、障害年金専門の社労士がお力添えできます。
障害年金はすべて書類審査で行われ、請求書や添付書類の準備に手間がかかることが多いです。
うつ病の症状が辛く、年金事務所等へ相談に行けないときでも、社労士に申請代行を依頼すれば、申請書類の準備や面倒な年金事務所とのやり取りもすべて任せることができます。
「治療に専念したい」「障害年金の申請が難しくてわからない」というときには、ゆうき事務所にご相談ください。
うつ病での申請経験が豊富な社労士が、丁寧にお話を伺います。
まとめ
うつ病は、仕事や日常生活に支障をきたす可能性のある病気ですが、生活リズムを整えたり、無理のない範囲で働くなどの工夫をすれば、仕事を続けることができます。
しかし、うつ病の症状が辛いときには、思い切って仕事を休んでゆっくりと静養し、心と体の疲れを癒すことを優先させることも必要です。
仕事を休むと経済的な不安が大きくなりますが、障害年金や傷病手当金などの制度を利用して収入を確保することもできます。
上司や同僚など周囲の人に相談したり、利用できる制度をうまく活用したりするなどして、うつ病の治療を続けましょう。
あなたのペースで、焦らず一歩を踏み出すことが、回復への第一歩となります。